最近、本を読むスピードが早くなりつつある、なりタイです。
前回は、なりタイが考える読書の効率を最大化する読書法を紹介しました。

今回の後編では、具体例を示しながら、「マインドマップ」や「Evernote」を実際にどのように使っていけばよいのかを解説します。
それぞれの役割としては、マインドマップは本の内容が一目でわかるようまとめたノート。
Evernoteは本の感想や自分の考えなどを書き留めるノート。
役割は全くことなりますが、ともに非常に重要です。
さらになりタイ流では、マインドマップも最終的にはEvernoteに保存してしまうので、結局、復習はEvernoteだけで完結するのも魅力だと思っています。
この記事はこんな人にオススメ!
✔ 読んだ本の内容をすぐに忘れてしまうことに悩んでいる人
✔ 本やネット上には読書法があふれかえっていて、どの方法が自分に最適か見極められていない人
読書前に
Evernote
まず、本を読み始める前に、Evernoteの「読書ノート」というノートブックを作成し、新規メモとして、その本の専用ノートを作ります。
私はタイトル部分には本の題名を入れ、本文の1行目に本の表紙を入れています。
こうすることで、あとから一覧を見た時にサムネイル部分に出てくるので管理がしやすくなるんです。

表紙の下には必ず、【読むきっかけ】【予測と目的】【読後の感想】【読んだ期間】の4点セットを配置します。
一つひとつ、これらの項目を記録に残す理由も以下、簡単に説明します。


【読むきっかけ】
本に関する記憶というのは本の中身だけでは決まりません。
読んだ時間や場所、なぜ読むことになったのかなど、様々な要因が絡むんですよね。
読むきっかけといってもたくさんあります。
友人から薦められた。授業の課題図書だった。好きな人が読んでいるのを見た。YouTubeで有名人が紹介していた。本屋でジャケ買いーーなどなどです。
その本を手に取るきっかけを記録し、記憶と紐付けておくことで、本の内容の定着もよくなると思っています。
【予測と目的】
なんのためにその本を読むのか目的を明確にさせておかないと、本を読んでもほとんど記憶は定着しません。
読み始める前に言語化し記録することが大事で、後から目的を達成できたか答え合わせすることもできます。
【読後の感想】【読んだ期間】は読書後に書く部分なので、後ほど説明します。
読書中に
本
印象に残った部分はマーカーなどを引き目立たせます。
紙の本なら直接書き込み、Kindleならマーカー機能を使いましょう。
こうすることで、マインドマップを作るための二度読みの時間を大幅に短縮できます。
BridgeEver
Kindleで読んでて自分が考えたことや感じたことは忘れないうちに、スマホのメモアプリ「BridgeEver」に打ち込んでEvernoteに飛ばします。
タイトルの欄には本のタイトルを入れ、本文にメモを書きましょう。
事前に自分のEvernoteのアカウントにアプリを紐付けておけば、右下から2番目の飛行機のアイコンをタップするだけですぐに自身のEvernoteに保存してくれます。
この手軽さが素晴らしいんですよね。

紙の本ならボールペンなどで直接書き込めばいいと思います。
マインドマップ
基本的には読後に作成するものなのですが、半分くらい読んだところで一度立ち止まり、それまでの部分をまとめておくのもオススメです。
1冊読み終わるのに時間がかかりそうな場合は特に実践するべきです。
読み終わるまでに時間がかかり、最初の方の内容を忘れてしまうという事態を未然に防げます。
マインドマップの詳しい書き方は後述します。
読んだ後に
Evernote
読む前にメモに設置しておいた【読後の感想】【読んだ期間】を埋めていきます。

【読後の感想】
本を読んで考えたことや感じたことはなんでも書き込みます。
読書中にBridgeEverや本に書き込んだメモも参考にします。
自分だけが本を読んだからこそ、考え感じとった貴重な要素です。
自身で用意した【予測と目的】の項目をしっかり達成できたかも確認します。
果たせなかった場合は類書を読む必要があるかもしれませんね。
今後の自分の生活をどう変えていくかもここに書きます。
いわゆるアクションプランです。
読んで納得しても行動しないと意味はほぼありませんから。
【読んだ期間】
後から振り返った時にあの時はあんなことを考えてて、こんな本を読んでいたんだなあと振り返るために記録しておきます。
人間の考え方というのは日々変わるものなので、当時の考え方を振り返るというのは大事です。
マインドマップ
手で書くこともできますが、無料で多機能なソフトが何種類かあるので、パソコンかタブレットでソフトを使って作ることをオススメします。
私は「Evernoteへ保存」ボタンがもともと設置されている「XMind」を好んで使っています。
iPadで作成するときは「MindNode」を使います。

マインドマップで読書ノートを作るときのポイントは以下の2点です。
1. 最初の枝に何を書くか最初の枝はマインドマップの大テーマに当たる部分で、全体の構成を考える上で重要です。本を章ごとにまとめるのか、章を横断してテーマごとにまとめるのか、よく考えて本ごとに適当なまとめ方をはじめに考えましょう。
2. マーカーを引いたところを中心にまとめる読書中にマーカーを引いているので、その部分を中心にまとめます。マインドマップは二度読み、三度読みを避けるために作るものだと考えているので、マインドマップを作るために本全体を読み返すのは本末転倒ですから。
作成後は「ファイル」をクリックし、一覧から「Evernoteへ保存」を選択。
これだけでEvernoteに保存完了です。
事前にEvernoteのノートブックに「マインドマップ」の項目を作っておき、保存先にしておくのがオススメです。
Evernoteに画像ファイルとして保存しておくことで、電車の待ち時間や外食時の料理が出るまでの時間などの空き時間にさっと復習するといいです。
紙のノートを読書ノートに仕立てている人も多いですが、外で手軽におさらいするのは難しいです。
ここがEvernoteで一括管理する一番の利点ですね。
せっかくマインドマップを作っても見直すことがなければほとんど意味はありませんから。
結論
読書ノートはEvernoteに一括で管理することで、いつでもどこでも確認できる。
マインドマップは無料ソフトを使い、パソコンかタブレットで作成し、出先の空いている時間にスマホかタブレットで復習。

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