【書評】「NFTの教科書」NFTのバイブルがついに登場!基礎から売買、法律、税務関係までを網羅

衆院選でまだ誰に投票するか悩んでいる、なりタイです。

「NFTのバイブル」になるのではないかと、発売前から期待が高まっていた「NFTの教科書」(税込み1980円、朝日新聞出版)がついに昨年10月に発売されました。

Amazonを見てみると、なんと品切れ状態…(昨年10月31日時点)。
本屋の入り口に表紙が見える状態で積まれているのも見たので、それだけ人気ということなのでしょうか。

なりタイはKindleで予約購入していたので、発売日になった瞬間、Kindle端末にダウンロードされており、すぐに読み進めました。

結論からいうと、この本は発売前の期待どおり、「バイブル」といえるような本に仕上がっています。

ただ、教科書という名前がついているように、最初のページから順にじっくり読んでいくというよりは、いったんザッと流し読みをした後に、必要に迫られたタイミングで、項目ごとに詳しく読みこんでいく、という読み方がオススメです。

法律と会計の章などは特に難しい内容になっているので、法律や税務の専門家でもない限り、1周目ですべてを理解するのは不可能だからです。

この本でNFTのどういった要素が学べるのかを、書いていきます。

なかなか本をガッツリ読む時間が取れないという人は、この記事を読むことで自分が読みたい箇所がいくつか出てくると思いますので、その該当部分だけでも拾い読みしていくと効率がいいですよ。

NFTの関連書籍は最近ちらほら売られ始めましたが、ここまで網羅的にまとまった本はほかにはありません!
最新の情報をもとに書かれているのも、オススメするポイントの一つです。

この本はこんな人にオススメ!

✔ NFTという言葉は最近よく聞くけど、なんのことだかちんぷんかんぷん
✔ NFTのクリエイターとして作品を販売している(したい)けども、実は法律や税のことまでは理解できていない
✔ NFTの売買をしているが、具体的にどんな権利がやり取りされているのかわかっていない

目次

著者は各分野の専門家たち

この本は、NFTをアート、メタバース(仮想空間)、ゲーム、トレーディングカード、音楽、法律、税務などと、細かくジャンル分けし、各分野を代表する総勢約30人の専門家が執筆するという形をとっています。

日本暗号資産ビジネス協会のNFT部会長から、マーケットプレイスの立ち上げ人、大手法律事務所の弁護士、公認会計士など、多彩な顔ぶれが名を連ねています。

NFTの黎明期によくここまでの陣容をそろえたなと感心しました。

これも教科書と名付けられたゆえんでしょう。
学校の授業で教科ごとに先生が割り振られているのと同じ感覚ですね。

NFTあれこれ

まずはわかりやすく、ざっくりと本の構成を見ていきましょう。

基礎のおさらい

序盤はNFTの基礎的な内容のおさらいです。

具体的には、そもそもNFTとは何か?ブロックチェーンの特長は?NFTっていつからあるの?
こういった疑問に次々に答えてくれます。

基礎の基礎を押さえている人は、ここは読み飛ばしても問題ありません。
逆にNFT超初心者の方には非常にありがたい内容になっているので、じっくり読んでみてください。

売買の仕方

マーケットプレイス「OpenSea」での、NFTの売買のやり方が写真つきで書かれていますが、ここの記述はかなりあっさりしていました。

売買するうえで、一番気になるガス代(=イーサリアムの手数料)についてもほとんで触れられてませんでした。
ここに関しては、本を読むだけでは正直厳しいと思います。

ただ、大まかな流れはつかめると思うので、いざはじめて売買するとなったときは、ネット記事なども参照するのがいいですね。

参考に、なりタイが過去に買い手側の視点から書いた記事のリンクを置いておきます。
ガス代についても詳しく書いてあります。

NFTと各種コンテンツの組み合わせ

アートやメタバース、ゲーム、スポーツ、トレーディングカード、ファッション、音楽など、すでにNFT化されているジャンルについて、それぞれの分野の専門家が解説しています。

読み進めると、一口にNFTといっても、組み合わせるジャンルによって、実現できることはさまざまだということがよくわかります。

既存のコンテンツに取り入れることで、あんなことやこんなことまで実現できるのかと、NFTのもつ可能性にただただ驚きます。

例えば、メタバースはこれまで、一つの空間で完結し、メタバース間の行き来が閉ざされた「クローズドメタバース」が主流でした。

それがNFTの登場で、データの価値を唯一無二のものと判別できるようになり、異なるメタバース間でもデータのやり取りができるようになるわけです。

もう少しわかりやすくするために、本に書いてある例を引用します。

「現実の物理アイテムの多くはメルカリやブックオフなどの古物取扱所で二次販売が容易に行えます。どこの服屋で買ってもメルカリで売れるように、NFTもどのショップで買っても互換性がある限りどこのショップでも二次売買が可能です」

本書より

これでみなさん理解できたかと思います。

先日、Facebookが社名を「メタ」に変え、メタバースに経営資源を投下することを発表しましたね。
NFTの技術をメタバースの分野でどう生かしていくのか、考えただけでわくわくします。

NFTの技術的課題

NFTは素晴らしい技術ですが、まだ未熟な部分も多く、課題は多いです。
ここでは3つ紹介することにします。

画像データの管理問題

NFTのアート作品は通常、画像データまではブロックチェーンに乗りません
つまり、NFTとしてブロックチェーン上に存在するのは、NFTの名前や画像データの参照先(URL)です。
画像データそのものは、外部のストレージサービスなどに保存されます。

データの容量が重くなることでNFTの管理コストが上がり、ガス代(=手数料)が高くなるのを防ぐためですね。
ここは勘違いしている人が多いと思うので、要注意です。

ストレージサービスの方に問題が出て、画像データが消えてしまうと、NFTの価値がなくなってしまいます。

高すぎるガス代

イーサリアムを取引などで使ったことがある人なら必ず直面したであろう問題ですね。
OpenSeaで2000円程度の作品を1つ買うだけなのに、平気で1万円以上要求してきますから、ほんとにびっくりです。

この高すぎるガス代を避けるために、Polygonなどのネットワークも出てきているという話です。

マーケットプレイス間の互換性の問題

マーケットプレイスごとに異なる規約が設定されているので、技術的にNFTの移転ができたとしても、NFTの保有者が同様の権利を保持できるとは限りません。

ここはNFTの普及のためには、なんとしてもクリアしないといけない問題で、国や業界団体が早急にルール作りを進めないといけないと思います。

NFTの未来

著者の一人は、暗号資産(仮想通貨)が「金融のイノベーション」と呼ばれているのを引き合いに出し、NFTを「無形資産のイノベーション」と表現しています。

この表現には共感しました。
無形のデジタル資産には所有権こそ存在しないものの、NFTの登場で新たに価値が与えられたことは間違いありません。

最近、「NFTで真作だと証明できるようになったところでデジタルデータなのに変わりはなく、価値もない」という意見をよく目にします。

でも、無形物だからといって価値がないと決めつけるのは早計だと思いますね。
本書でも専門家の一人は「本物であるという証明にこそ価値がある」としています。

まさにそのとおりではないでしょうか?

たかくらかずきさんの「NFT BUDDHAシリーズ ASHURA TEN」

たとえば、このプロのアーティストさんがつくったドット絵作品。
リアルな絵と同じで、作品を見て感動する人が大勢いるわけです。

それでもデジタルデータにすぎないんだから価値なんてない、と言えますか?

一方で、専門家はこうも指摘します。
NFTのアート作品は20年後も価値があると思えるものでないと、高額にはならない、と。

では、20年後も価値がある作品とはなにか?

それは、ストーリーのある作品です。

Twitterの共同創業者であるジャック・ドーシー氏のツイートには「世界初のツイート」というストーリーがあります。
だからこそ3億円以上の価値がついたわけです。

NFTのクリエイターさんたちは、このストーリー性を常に念頭に置きながら、制作に取り組むのがいいのかもしれませんね。

ちなみに、なりタイもストーリーを意識した、愉快な動物たちのコレクション「Animals??」を立ち上げました。
ご興味ある方は、以下の記事をどうぞ。常に完売状態の謎にも迫っています。

法律と会計

本書は3章からなる構成で、そのうちの1章が「法律と会計」に割かれています。
ただ、この章はNFTの売買で収益を上げている人以外は、基本的にスルーでOKです。

内容は専門的かつ高度で、理解するのはなかなかハードです。
ただ、超重要なテーマであることは間違いないので、必要に迫られたときに集中して読むのがいいと思います。

なのでここでは、一つだけ。

NFTの買い手は、原則、作品の著作権まで得られるわけではない

これだけは確実に覚えておきましょう。

なりタイは「保有」という言葉を代わりに使うようにしています。

おわりに

NFTについて網羅的に書かれてた本なので、「ここってどうだったっけ?」などと疑問を持ったときに、教科書のようにたびたび参照するといった使い方がいいと思います。
手元に一冊あると便利ですね。

国内でNFTに触れている人はまだごく一部なのが現状ですが、楽天やSBIなど大手企業が続々と参入に名乗りを上げており、この先どれだけ盛り上がるのか今から楽しみです。


この本を読んで、NFTに興味を持ったという人は、こちらの記事を参考に、まずは完全無料のエアドロップ(Giveaway)企画に挑戦してみましょう!

まだ、仮想通貨の取引所のアカウントすら持っていないという方は、こちらからの口座を早めに開設しておきましょう!
ETH(イーサ)がないと、NFTは買えませんからね。

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