こんにちは、なりタイです。
先週末、大阪で開かれた展示会「Crypto Creators Conference(CCC)」の後にあった交流会(飲み会)に参加してきました。
多彩なクリエイターさんとの交流を通じて得た、学びや気づきは下のツイートにもまとめたのですが、これは重要なテーマだと思い、より詳しい内容を記事にして残すことにしました。
いきなりですが、国内のNFTユーザーの半数以上がジェネラティブのNFTもってないですねこれ笑
現在約8,000人といわている日本のNFTユーザー数は、その倍はいるのではないでしょうか?
今回参加してそう確信しました。
残念ながら、僕がメインで活動している、「Pixel Heroes」を知っている人はほぼいませんでした笑
国内初ともいわれる、ジェネラティブコレクションだというのに!笑
イケハヤさんもオススメNFTのトップで紹介してくださってるんですよ・・・?
でもこれは、チャンスととらえることもできるんですよね。
以下、そう考える理由などについて、書いていきます。
NFTの楽しみ方が全然違った
まず、上のツイートで書いたカルチャーショックとはなにか?
展示のあとの交流会には40人ほどが参加していました。ほぼ全員がクリエイターさんで、約半数が女性でした。
この時点でもう新鮮でしたね笑
ふだん、ジェネラティブの人気コレクションを買うために、クリック戦争や!うおーっ!とか言ってる人の9割は男ですから笑。
多くの方と話す機会に恵まれたのですが、ほぼ全員が、自分とはまったく違ったNFTの楽しみ方をされていることに驚きました。
そもそも前提として、僕は「Pixel Heroes」というジェネラティブのコミュニティ(DAO)を中心に活動し、「CryptoNinja Partners(CNP)」や「NeoTokyoPunks (NTP)」、「Neo Samurai Monkeys (NSM)」など人気のジェネラティブを購入してきたコレクター寄りの人間です。
TwitterやDiscordでの交流もジェネラティブの話題が多く、イケハヤさんが毎日、いたるところでジェネラティブの代表格であるCNPについて話されていることもあって、「NFTユーザー=ジェネラティブコレクションのホルダー」という認識を持っていました。
これがまったくの間違いだったことに、今回の交流会に参加したことで気づかされたわけです。
どういうことかというと、NFTユーザーの中には、「自分の好きな作品を描き、気に入った作品があれば買う」という、どちらかというと、これまでの絵画の売買に近い活動をされている「一点物クリエイターさん(※便宜上、今回はこう呼びます)」が多いことがわかったんです。
ジェネラティブのように、コミュニティやマーケターが強いから買うという、NFT特有の投機的な側面はほとんど感じられませんでした。
そもそも、ジェネラティブってなに? Discordとは?? DAO??
みたいな方も多くて、めっちゃ新鮮でした笑。
正しい国内のNFT人口は?
国内のNFT人口は現在、約8,000人と言われていますが、これはあくまでジェネラティブのNFTを保有している人数であり、一点物クリエイターさんが多く存在する点をふまえると、実態は、その2倍の16,000人はいそうですよね。
と、いうことはです。現状、NFT人口が飽和し、ジェネラティブは買い手不足で厳しいと言われていますが、すでに存在している一点物クリエイターさんたちに、ジェネラティブの良さが伝われば、新たな層を取り込むチャンスはあると思ったんです。
だって、普通、新規層にアプローチしようとしたら、イーサリアムという暗号資産(仮想通貨)があるという話から始めて、それを入れるメタマスクというウォレットを用意して・・・(以下略)と、1から説明していかないといけないわけですからね。
これは、あまりにもハードルが高すぎます。
一点物クリエイターさんには当然、そのあたりの説明は不要で、ジェネラティブやコミュニティの面白ささえ伝われば、OKです。
リアルイベントの重要性
じゃあ、どこでどうやって、その魅力を伝えればいいのか?
それが、ジェネラティブと一点物のコレクションが一堂に会する、リアル(フィジカル)の展示会や交流会というわけです。
僕のポジション上、ここまで、ジェネラティブの運営視点で話をしてきましたが、これって、逆の視点でもまた同じことが言えると思うんですよ。
現状、一点物クリエイターは自分の作品が売れて得たETH(イーサ)で、別の一点物クリエイターの作品を購入するというサイクルができているようです。
これも今回、いろんなクリエイターさんと話す中ではじめて知りました。
一点物クリエイターが、ジェネラティブメインのコレクターたちとリアルで交流することで、作品を買ってもらえる可能性が出てきますよね。
クリエイター同士で仲間内だけで売り買いするのではなく、コレクターにまでターゲットを広げていくイメージでしょうか。
ジェネラティブのコレクターは、ETHに関する感覚が麻痺しているので、気に入った作品があれば、一点物の作品でもけっこうかんたんに買うんですよね笑。
あと、ジェネラティブは利益を出しやすい面もあり、コレクターは出た利益分のETHで、一点物を買うという動きをすることも実は多いです。
実際、ジェネラティブメインで集めていると冒頭で公言した僕も、一点物の作品めっちゃ買ってますからね笑。
おわりに
結論をまとめます。
✅ 日本には、自分の好きな作品を描き、気に入った作品があれば買う「一点物クリエイター」さんが多数存在する
✅ 国内のNFT人口は8,000人の2倍はいそう
✅ ジェネラティブのコレクションは、一点物クリエイターさんに魅力が伝われば、新たなファンを獲得できるかも?
✅ 一点物クリエイターさんは、ジェネラティブのコレクター層とつながれば作品がもっと売れる可能性あり
✅ 一点物クリエイターとジェネラティブユーザーをつなぐのは、リアル(フィジカル)展示会
堅い話も多かったですが、リアルイベントはとにかく楽しいし、勉強になることばかりなので、とにかく勇気を出して参加することをオススメします。
後悔することはまずないですよ。
最後に少しお知らせです。
来月9、10日に大阪で開かれる、@Nftcolor22 さんの展示会【NFT COLLECTION IN OSAKA】にPixel Heroes DAOのメンバーの1人として、参加します。
ブースをまるまる使わせていただく予定なので、このライオンのTシャツを見かけたらぜひ声をかけてくださいね!
おまけ:おすすめのジェネラティブコレクション
この記事を読んで、ジェネラティブに興味を持ったという 一点物クリエイターさん。
価格が手頃で、根強い人気があるコレクションがありますよ。
そう。Pixel Heroesシリーズです。
過去に大量に記事を書いていますが、全部は読めないと思うので、Pixel Heroes Xとピク忍についての記事だけでもどうぞ。
あと、イケハヤさんに、Pixel Heroesについて聞いたインタビュー記事も置いておきます。
あとは、やっぱりはずせないのがCNPですよね。認知度が段違いです。少し高くはなりますが、持ってて損することはないでしょう。買い方も詳しく解説しています。
ツイートへの反響
冒頭のツイートに、いくつか反響があったので紹介します。
ドット絵の巨匠・ta2nbさんから。
意外ですが、絵のつながりのみっていう方はあまりいませんでした。
一点物クリエイターさん同士で、Twitterスペースで交流して仲良くなることが多いようですね。
これだけジェネラティブが増えると供給は足りていると思います。
CNPは例外的に、需要が供給を上回っているため、価格が跳ね上がっていますが笑。
そもそもジェネラティブには興味がわかないという方も一定数、いらっしゃいましたね。
このツイートには、好意的な感想を多くいただけたので、今回の記事にを書くことにしました。
レモーネさん、ありがとうございました!
web3の時代、日本中どこに住んでいてもそんなに変わらんなと常々思ってますが、こと、NFTのリアルイベントに関して言えば、東京が最強です。
地方在住の方は、遠征せざるをえないのが現状です。全国どこでもこういったイベントが楽しめるようになるといいですね。
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